たった20分でしたが,20分でも伝わる内容でした.

知ること向き合うことが大切だと,とても考えさせられる内容でした.

『24時間テレビ』内で流してくれたら,嵐ファン以外のたくさんの方にも見ていただけただろうなと思うととても残念です.



日本で生きていれば見ることのない現実が確かに存在していました.

私たちの常識では考えられない想像を絶する現実が広がっていて,どんな言葉を並べても伝えられるようなことではないし,平和な日本で生きる私にああだこうだと言えるようなものでもありませんでした.

それは危険と隣り合わせの取材をした翔くんの表情や言葉にならない言葉からも伝わりました.

正直見ながらとてもハラハラしましたが,真っ直ぐ現実と向き合う翔くんの瞳を見て,私の不安は払拭されました.


綺麗ごとが言えるのは平和な証拠なのだと.

綺麗ごとだけでは生きていけない現実があるのだということ,生きるためには何だってしなくてはいけないということを知りました.

善悪の判断がつく私たちからすれば非常識なことでも,善悪を教えられていない,知らない彼らにとってはあれが当たり前のことで普通なんだということ.


帰る家があって,着る服もたくさんあって,蛇口をひねれば水が出てきて,それが当たり前で常識の私たち.

全てのことが当たり前すぎて,それを幸せだと感じなくなってしまった感覚.

こういう現実を知ってようやく,ああ私たちは恵まれているのだと感じるのかもしれません.

生きることに必死な彼らを見て,考えさせられることが本当にたくさんありました.


平等に与えられた命,国が違えばこんなにも差があるものなのかともどかしい気持ちになりました.

私たちの常識の物差しでは,到底測ることのできない厳しい現実,“そうするしか生きていけない”現実.

生きることに選択肢などないのだと,現実を突きつけられました.


普段目を向けることのない過酷な現実がこの世界にはたくさん存在していて,そこで生きている人たちがたくさんいて.

それを忘れがちな私たち.

生きることの大変さや厳しさ,当たり前だと思っていることが当たり前ではないことを思い出させてもらった気がします.

広い世界に目を向けることで,自分の置かれている現実がよく見えてきました.

翔くんが自らの足で目で耳で得てきたもの.

伝えてくれてありがとうございます.

取材以上のことを翔くんから教えてもらいました.
たくさん考えることができました.

翔くんが伝えてくれることの意味をたくさんの方のブログを拝見して今回も強く強く感じました.

本当にありがとうございました.


とても重たい内容でしたが,翔くんが女の子を抱っこしている姿や笑った太陽の絵を描いている子の姿を見て少し救われました.


私も希望は潰えていないのだと,そう信じたいです.