話題:一緒にいられる時間を大切にしよう

前記事から小一時間後…。

みーは泣いてました。

それは、DくんへのLINEがずっと既読になっていなかったから。

Dくんは実家からバスで帰っている途中。

LINEを見ることなんていくらでもできるはず…。

質問系の送信だったから、返ってこないのはなおさら不自然に思えた。

…Dくんの身に何かあった??

そう考えた瞬間、不吉な予想ばかりが頭をぐるぐる。

高速バスの事故なんて、(ほんとはあってはならないけど)最近よく聞くようになってきたし…。

まさか……。

身体が震え、涙が出てきた。

みーは中学の時にお兄ちゃんをバイク事故で亡くしています。

だから、誰の身にいつ何が起こるかわからないってことは身に染みて理解しているつもりです。

もう一度同じ経験をすることだって……。

高速バスのサイトにアクセスして、問い合わせ先の電話番号を確認。

ちゃんと運行できているのか訊ぃてみようと思って。

でも、発信できなかった。

万が一悪い予感が的中していたら??

そう考えると、とても怖かった。

どうしようもないままじっと震えていると、非通知着信が。

いつもなら取らない非通知着信を取る。

Dくん:…みー??

みー:……っ!!

涙があふれてきた。

Dくんが話しかけてくれてるけど、とても声にならなかった。

「とりあえず帰るね」と言って電話が切れた。

数分後、玄関の鍵を開ける音が聞こえた。

Dくん:ただいま!!

みー:…うわあああぁぁぁん!!

笑顔のDくんと見た瞬間、今までにないほど号泣しました。

ただ泣いていると、Dくんがぎゅっと抱きしめてくれて、「ごめんね…」と言ってくれました。

みーが泣いている間、何があったのか話してくれました。

なんてことない、あいほんを実家に忘れていただけでした。

ちなみに電話は、最寄り駅近くのコンビニからかけていたとのことです。

ほんとに良かった…。

今本当にDくんを失ったら、みーはどうなってしまうのでしょう。

Dくんのいない生活なんて、もう考えられなくなっちゃった…。

Dくんはみーにとってかけがえのない人。

当たり前に一緒にいられている毎日はほんとは当たり前なんかじゃない。

何気ない1日1日を大事にしよう、改めてそう思いました。