親愛なる先生。

訓練部の後輩から聞きました。
３８日連続勤務をなさっていたため、
この日は欠勤されていたと。

でも私、この日もたしかに先生のお声を聞いたのよ。

先生は階段でどなたかに「ここからは手すりを使って上がってください」っておっしゃってましたよね？

私、その声を聞いてすぐに階段室にかけて行ったの。
でも、先生には追いつけず、あげく迷子になってしまった。

後輩たちがね、
「先生に会いたい・会いたいって願いすぎて、幻聴を聞いたんだよ」ってからかうの。

でも、疲れ切ったあの声は間違いなく先生の声だった。

先生？
どうかどうか、ご無理なさいませんように。

こんなん言ったらまた叱られそうですが、
職場なんてのは残酷なところだよ。
先生がいなければいないで、回ってしまうんだよ。

でも、先生が消えちゃったら悲しむ人は職場の外にもいるんだからね。

お仕事より、
どうか先生のご健康を一番にしてください。

卒業生３００分の１の私も、
先生のご健康をお祈りいたします。