休みの日にすることも無くって散々寝まくった結果、夜になって活動が活発になるなんて悪循環。まぁ私からしたら通常運転ですね。
しかし週に1日しかない休みなんだから、「計画立てて何かやれば良かった」なんて今更思ったって仕方の無い事です。ダメ人間だもの。
誕生日に貰ったウーピーパイを食べながら、ものっそい軽い気持ちで見たんですけどもこれ軽い気持ちで見る映画じゃない・・・と多少の後悔。
アン・ブーリン/ナタリー・ポートマン
メアリー・ブーリン/スカーレット・ヨハンソン
ヘンリー8世/エリック・バナ
映画を観終わって、素直に抱いた感想は「なんと胸糞悪い映画だ・・・」ですかね。
しかもこれが事実に基づいた話だなんて更に気分悪いわぁ。
事前情報とか何も無くて、前々からパッケージのキャッチ見て気になっていた程度、おまけにジャンルがラブストーリーなもんだから、まぁちょっと姉妹でイザコザっとするけど最後は丸く収まる様な映画だろうと思いこんでおりましたよ。飛んだ勘違いでしたよ。
食べたウーピーパイで消化不良を起こしそうなレベルですよ。
当時は政略結婚で社会的な地位や財産を得ていたというのは時代背景からして仕方の無い事だと百歩譲ったとしても、普通あそこまでするかね?
ノーフォーク公が最低過ぎてぐうの音も出ない。そして彼の言うが儘になっていたアンとメアリーの父・トーマス・ブーリンも…。
映画の中で一番可哀相だったのはやっぱジョージかな。
ヘンリー8世もなかなかのクソっぷりだったんだけども、まぁ王様というのは得てして自分勝手に行動するだろうし、そういう風に育てられるもんでしょう。自分の世継ぎ(男の子)が生まれないという事で自身の焦りもあっただろうし、周囲の人間からも影で揶揄されていたならば理解出来ないレベルでは無いなーとか。
しかしあんなにこだわってた男の子では無く、女の子が世継ぎになるなんて皮肉なもんですね。
おまけに45年も統治する優秀な女王、そしてアンの遺した子とは…。
映画なので脚色された部分も多少なりあるでしょうが、事実は小説よりも奇なりとはよく言ったものです。
映画の冒頭からとても印象強かったのは、とにかく衣装や小道具が綺麗な事。
役者さんが着る衣装だけでなく、部屋の内装やカーテン、ベッドの天蓋までが美しい。
アンが着ていた緑色のドレスがシンプルなのに強烈にインパクトあったなぁ。
そしてナタリー・ポートマンふつくしいです、ごちそうさま!
結果→カコ的評価 ★★★★☆
本心から胸糞悪くなるのはそれだけ映画にのめり込めるくらいのストーリーやキャラクターの個性がある証拠だと思うし、事前情報や歴史の知識が無ければ、話の展開がどうなるのか全く予想出来なくてハラハラできる映画かなーと。
衣装、小道具が美しい!絵の資料とかにも十分なり得ると思う。
繰り返し見たいか?と聞かれたら、気分悪くなりたくないのでいいえと答えますw