皆さんおばんです(^-^)v



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剛志 あるビジネスマンが「日本はスティーブ・ジョブズのような者が生まれない国だからダメだ」と偉そうに言うから、「アメリカだって、ジョブズのような奴は一人しか生まれてないだろう」と言ってやったことがある。ああいう紋切り型の日本批判が私は大嫌いでしてね。
信子 「じゃ、お前がジョブズになってみろよ」と言いたくなりますよね。確かにアメリカにはイノベーターが多いかもしれないけど、日本でジョブズのような人物が出てきたら、寄ってたかって潰されるだけでしょう。
日本人がこの社会で生存していく上では、保守的で、新しいものに不安を覚えることが、最も適応的だった、というのが遺伝子の分布から推測できることです。
適菜 だとしたら日本人は変質してきたのかな。今の日本人ほど古いものが嫌いで新しいものが好きな国民はいないでしょう。
剛志 保守的であることを悪いことだとする価値観は近代の産物なのではないかと思いますが、どのあたりから出てきたのか。やっぱりアメリカが起源ですかね?
適菜 その価値観を進歩史観によるものと考えると近代啓蒙思想が源泉ではないでしょうか。
剛志 フランス革命以降か。啓蒙思想によって近代科学が発展し、宗教の権威が完全に失墜したあたりですね。
適菜 そう思います。これはゲーテが言っていますが、かつては「新しいもの=善」という単純な価値観はなかったと。
剛志 日本では「保守」だけでなく「束縛」も悪いことのようにみなされ、「解放」「自由」といったものが善しとされる。何かにつけて「開かれた○○に」とか「オープンな改革を」とか……。
信子 「グローバル」とかね。
剛志 とにかく、ア・プリオリに開く方がいいことになってるわけです。だけど、それも変な話ですね。もしも私の妻が他の男性に対して開かれていたりすると、たちまち夫婦関係は破綻する。それは冗談として、むしろ開かれていないことによって価値が生まれてくることもあるでしょう。
適菜 「保守」「束縛」といったものを悪とみなす風潮の根底にあるのも近代的な人間観です。鯵の干物じゃあるまいし、なんでもかんでも開けばいいというものではない。それどころか開いてはいけないものを開いてしまうのが近代です。開かれた皇室というのもそうですね。
近代啓蒙思想は左翼だけでなく、今、日本で「保守」とされている層にまで悪影響を与えている。それですごく薄っぺらな人間理解になってしまっている。
剛志 束縛については、2012年に亡くなった経済学者アルバート・ハーシュマンが興味深いことを言っています。人間社会に問題が生じたとき、大別して二つの解決方法があるという。一つは、「イグジット」つまり、その場から逃げだすこと。もう一つは、「ボイス」状況を改善すべきだ、と声を挙げることだと。
自由でオープンな環境の下では、今の状況が嫌なら家を飛び出せばいいし、海外に脱出もできる。ところが、さまざまなしがらみ、くびきがあって飛び出せないときは、今そこにある問題を解決しなければ自分が助からない。つまり、改善しようという意欲は束縛から生まれてくる。しかし、イグジットしたばは、問題は何も解決しないのです。たとえば東日本大震災のあと、全員がふるさとから逃げ出してしまったら、東北はいつまでも廃墟のままでしょう。地元に束縛されているからこそ、そこを復興しようとするのです。
要は、束縛がなくて誰も声を挙げない社会では、民主主義が成り立たないのです。自由は却って世の中を悪くする。実際、アメリカからは金持ちが税金の軽い国に逃げてしまっている。
信子 フランスもそうですね。国民的俳優のドパルデューが富裕層に重税を課すフランスの税制を嫌って、2013年にロシア国籍を取得しました。日本人でも目端の利く人はシンガポールに移住したりしはじめている。
適菜 グローバリズムの弊害ですね。
剛志 富裕層が税金を払ってでもアメリカを良くしようとは思わないので、スラムをはじめ劣悪なインフラは放置されたままなんです。




日本ダメ論なんてのは昔から云われてる事だが、日本がダメだとしたら他の国はもっと酷いわ。

国を開く。開国なんて聞こえがいいような事を云ってる奴は信用出来ないし、そもそも何故開国が「聞こえがよく感じる」のか?という所も重要だよな。洗脳されてるとしか云いようがねぇけど。

最後の方の話はタックスヘイブンだ。確かイングヴェイ・マルムスティーンもスウェーデンの税金が馬鹿高いからアメリカに移住したよね(笑)
果たして税金が理由で国籍を変えるのはいい事なのか。俺は国籍に拘りたいので、よほどの事がない限りは日本国の国民でいたいね。その為にも、打倒安倍政権ですよね(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)