この記事が更新されたのは すっかり日付変更線を越えた19日ですが、これは18日に見た夢でございます!
ツイートだけではなんとも説明し難い感じだったので、140文字以上に起こしました。
気味が悪いものを例える際に、食べ物の名称を使ってしまっているので追記にしまいます。
(いつもよりは)グロくはないんだけど……、日頃俺が「それ食べ物で例えちゃダメでは!?」というツッコミをする事があるので。
平気な人だけ見てね。
曇天。少し古い集合住宅の階段の踊り場。
そこで弟はゆっくりと横になった。
そしたら、気が付いたら体全部がメロンソーダ色のゼリーみたいになって、
パフェに乗ってるさくらんぼみたいにまっかっかになった目を開けて、寝っ転がってるのに宙にふよふよ浮き始めた。
私はそれを、ぽかんと口をあけながら見ていた。まるでマジックを見ている気分。
そして踊り場の塀よりも浮いた弟に徐々に切れ込みが入っていく。
輪切り、角切り、三枚おろし……。
気が付けば弟は無数に増えていた。
私達を追いかけていたお巡りさん達がそれを見つけて、ぎゃあぎゃあと声を上げながら倒れちゃう。
倒れてないお巡りさんが頑張って、体が重たそうに一回、二回と頑張ってこっちに来て、おいでと私に手を伸ばしながら言ったけど、弟のひとつが目を開けてこっちを見たら倒れちゃった。
ああ、頭がおかしくなって死んだんだなあ、と直感した。発狂死と呼ぶのが妥当かもしれない。
空に散った弟が次々と小分けにされては、増えていく。既に広範囲の人の目にもつく筈なのに、他の人には弟が視えていないのだろうか。
わからない。俺には見えている以上、そうかもしれないとしか言いようがない。
どうやら弟は、始まっちゃった戦争を終わらせに行くんだって。
昨日テレビで始まったよって教えてもらった。レース場で外国の偉い人が事故で死んじゃった事を国が怒って、喧嘩になったって。
弟はどうやって戦争を終わらせるのだろう。どちらも強大な国で、どちらも核保有国。
正直な所、どうでもよかった。ただただ弟がこの場から消えてしまうのが、俺には悲しかった。
お父さんとお母さんはこの事、知ってるのかな。弟が私にヒミツにして、昨日の夜に喋ってたのかな。
ま、どっちでもいっか! ちゃんと行ってらっしゃいって、言ってあげなきゃ!
「いってらっしゃーい!! かえってきたら、パフェのさくらんぼ、あげるからねー!」
風に乗って、やったーと喜ぶ気持ちがやってきた。
家に帰って、夜が来た。
というのに、どうしても気になるってんで、母さんが今から室外機を直そうとし始めている。
足りない道具を買いに閉店間際のショッピングモールに来たけど、匂いにつられて2人でフードコートへと足を運んでしまった。
素人が直そうとするのはやめなよ、とたこ焼きを摘む合間に談判するけれど、それでも母さんは自分で直すと言ってきかない。
俺達だけで直すのは無理だよ。だって黒煙出てたじゃん。家出る直前に見た時。
だいたい雨まで降り始めちゃってるんだから、暗闇の中、雨の下で機器なんかいじっちゃだめだよ。
つらつら、つらつらと俺が諦めさせる理由を並べ立てる。
母さんがすっかりぶー垂れている。なーに俺が分からずやみたいに思っとんねん。命掛かってんねんぞ、2人の〜!!
一足先にご飯を食べ終えたので、トイレに離席するフリをして修理してくれそうな消防署に電話を掛ける。家を出る前にあらかじめ調べておいて良かった。
こんな時間だけれど受け付けてくれて、なんと修理もすぐ向かってくれるらしい。たまげた。
ありえなくない?とまだ信じきれない母さんを連れて家へ帰る。道具も買わずに済んだ。
そしたら、家の前の道路にでっけーデコトラが停まってた。すっげえ〜〜〜〜〜〜
修理しに来た消防士さんの私物だった。
◆
・元の下書き(起き抜けにメモっているもの)
「ア×リ力と口シアがレース場の事故をきっかけに遂に戦争をおっぱじめた」
「弟が人をやめる 緑色の半透明の肌 赤い目 複数体居て見ると発狂しちゃうから 保護しにきた警察みんな死んじゃった」
「夜が来て室外機を直そうと母さんがしだすから、イオンで電話をかけて消防士を呼んで、なおしてもらった」
元々は1つの下書きにギュッとされていますが、見やすさの都合上で分割しています。
夢として地続きに感じたのでこんな感じ。“夢が新しいものに切り替わった認識”ってありませんか?ない? そっか。
弟が人をやめる夢、見ていたのは林木自身ではなく小さい女の子のように感じました。
でも俺も見ていたという感じだったのであんな描写に。実際幼児だけだと描写に困るからある意味助かったかもしれない。
あ、現実の林木に弟はいませんよ! 妹が1人いるのみです。
書いてる時にずっと きくおさんの「
70億人の頭の上に風船を」を聴いてました。
なんかシャワー中に夢の内容を整頓してた時にふと頭に流れてきて、とてもしっくり来たので。
弟が成そうとしていた事がこれくらいの温度だった気がするんですよね。なんとな〜くなんですけど……。
他は特に言う事もありません。
そんな感じ。