光との想い出
[2021.3.11
21:08 Thu]
■10年の意味
■
あの日から10年目の1日を迎えた。
朝からテレビでは特番を組んだり被災地からの中継をやっていたようだ。
10年前の長かった1日を今でも忘れることはできない。
10年の日々の長さって人それぞれ感じ方は違うと思う。
自分にとってはまだ10年か…というのが率直な気持ち。
この10年で色々なことを聞いてきたし、嫌というほど故郷の現状を自分の目で見てきたから。
この10年が意味することを改めて考えた1日だった。
僕は以前から同じ東北出身のお笑い芸人のサンドウィッチマンが好きで、彼らのコントは動画などでよく見ている。
そんな彼らに10年の節目という言葉を投げかけたテレビ関係者に彼らは
「ほんとは
節目なんてないんですけどね
ただ10年たっただけ
また明日が来るだけ」
と答えたのだそうだ。
そうなんだよね。
節目とか区切りというのは本来はないのかもしれない。
僕も光を喪ってから節目とか区切りということに疑問を持っていたので、サンドウィッチマンのこの言葉には凄く共感して、ますます彼らのことが好きになった。
明日がくるから今日1日を大切に生きる。
何でもない平凡な1日が本当の幸せなんじゃないかなと考えさせられる言葉だった。
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