過ちを改めないからますます地獄に落ちる話。

王子の様子がおかしいことは最初の段階から気付いているのに、助けてほしいっていう欲求が目を曇らせるんですね！ざんねん！
個人的にはめちゃくちゃ王子！って感じで書けた気がしてとても楽しかったです。欲求のためには一直線だし、それが歪んでても気にしていない。でも世間一般的には気にするの知ってるから、世間に引き剥がされないような偽装工作ぐらいはやっておこう的な…かわいい…(?)
ある程度の歪みは「王子だから」で済ませられるのも王子の強みかなっておもいます！

このシリーズは犬飼くんのメンタルが瀕死で自傷行為してるところから話が始まるので、救わねば！っていう善意からの行動でお互い傷を負って、痛みを分けながら生きてく、みたいなのが正規ルートのはずです。しかし今回は間違いを正さずにもっと壊す！壊れてないとスミくんはぼくの側を選ばないよね！っていう……いやほんまそれな……。
荒船ルートでも「お前は友達」っていうのでめちゃくちゃ冷たかったんですが、もともとある程度の親交があって友達認定してると「なんで上から目線で説教して、それだけでおれが改心すると思ってんの？間違ってるとか最初から知ってるけど、そうしないと生きるのつらすぎたのに想像もせず？好き勝手言って？代替案もなしで『やめろ』って？ふーん？？正しいねえ？？それが？？」っていう感じで反発しがち。だから友達である王子が反発されないためには「否定しない」「相手ではなく自分のためと主張」「代替案を用意する」っていうのが大事だったんですね。否定されないことでより地獄に落ちるんですけど( )
自分は間違っている、王子は間違っていない、って思うことで、王子が全部正しいように思えて、自己肯定感がゴミになって…って明らかにDV被害者の思考回路。。やめてって言えばやめてくれるけど、やめてって言えない自分が悪いんだ。。的なね。目を覚ませ！洗脳されてるぞ！！
王犬は「ぼくのかわいいお人形さんエンド」だって決めてたので、大変まんぞく。完全にお人形さんではなく、自然に従属する形で壊すところがね…怖いね…( )

鋼くんルートはあのあと鋼くんは犬飼くん庇って死ぬって私の中のインターネット創作マンが言ってるし、影犬がやっぱり円満に幸せなんじゃないかなぁ……影犬は周りを巻き込まずふたりで完結するからかな。わからん。
最近は二宮さんルートもハッピーエンドかな？って思います。初回のホテル入るところで捕まって、強制的に連れ帰られて、めちゃくちゃ怒って悲しそうでつらそうな二宮さん見て、自然に「ごめんなさい」と涙が出てくるやつ……未遂だし、自分の過ちにも自然に気付けるし、二宮さんはつよい。強いな。豪運。
ちなみにキャプション書いた時点では荒船ルート書いたこと忘れてたのはひみつ。


犬飼くんが強い男の子なのも見たいなって思ったけど、自分じゃ書けないかもしれない…。
各所でバランサーしてて、リスクヘッジも出来て、めちゃくちゃいいこじゃんそれなのにカゲに「表情と感情が合ってない」って言われるじゃん笑顔の下にとてつもなく感情渦巻いてるか、ほぼほぼ無感情かのどちらかじゃん最高( )
強メンタルなのは無感情の方だと思うんだけど、無感情でも無遠慮に物を言う子でもないし…カゲへの話し方はカゲがあれを望んでるからだし…犬飼くんの解釈が犬飼くんは優しい子だって言う…書けない……。

でも誰かに理不尽なキレ方されて「おれにもっと余裕があればよかったんだけど」って話してる犬飼くんに「は？？？？？死ね死ね死ね死ね！！！！100回死んでも殺す！！！！」って心の中でキレ散らかしてるカゲはよき。意識高い系犬飼くんが大嫌いなカゲ…これはまた新たな視点かもしれない( )

この独り言は王犬書いた次の日には書いてたのに、眠くて放置したら忘れた。しかし思い出した。えらい(?)