* 戯言 *

「あけおめ」

「あけおめ、ジョミー」


向かい会う金と銀の少年。
たまたま居合わせた二人。
うさぎの面を被った狼と、警戒するワンコ…というか猫というか。
金の少年は今にも逃げ出してしまいそうな感じだが。

先に動いたのは…

















「ぎゃああ！」
「あはは！ジョミー！愛してるよ!!」



金の少年が動いたと同時に銀の少年が抱きついた。

勝者はブルーのようで(笑)

のろのろどころがもう更新停止してますが、何卒、今年もよろしくお願いいたします(へこり

今日も降る


雨が



僕はあなたを思い出す


ごめんなさい


ここで


あなたと


いたいのに


いたいのに…痛い


痛い

痛い

痛い

いたい


ずっと

叶わない願い事



赤い

赤い

赤い星


あの人の瞳色



お願いだから



連れていかないで

「すみません僕処女です」


「男性器なんて見慣れてないから」


ジョミー・マーキス・シン


16歳女子高生・女子高

親が色々面倒を呼び込む為
周りからも苦労人と呼ばれる


そんな僕の中の一番の不幸は


色々な経緯により
同居させてもらう両親の友人が



“裸族”



で合ったこと


インターホン鳴らして出て来たのは

超絶世の美男子＝裸体



そして萌と言いながらドアを閉めた



…も…え…？



そして再度ドアが開いた




「何で裸なんだよ!!!?」



もう、つっこまずにいれなくて

つっこんだら負けなのに




部屋に戻ったのは僕の動線上視界に

あの“風もないのにぶ〜らぶら”が

隠れるような配慮らしい


そ




れ



な



ら



「服を着ろ!!!!」



「…ふ…く……??」




あぁ…つっこんだら負け




そんな中。
裸族との生活がスタートしました









ある漫画の本当に出だしより
個人的に好きなので

裸族＝ブルー
苦労人＝ジョミー(女

「今の僕を見てよ。過去に捕らわれないで」


不安げに揺れる緑


震えた声


ギュッと握られた白い手




あぁ…そんなに握ったら傷が付くよ

痛々しい表情の君を見ながら思った事




「僕は僕だ…」




泣いてると思われたのは錯覚か



「今の僕を、見てよ」



キラキラと輝く瞳



「…過去の僕を切り離せないなら」
















「　別れよう　」









あぁ…やっぱり泣いてる


ジョミー…泣かないで





赤と緑から流れる雫


それは涙



ねぇ…あなたが好きなのは僕？


ボク？



僕？




いくつもの僕？

















“僕”は？



















前世に捕らわれるブルー×前世の記憶のないジョミー

題名の意味は一つ。・は１−は−−−繋がって行くので
今を見て欲しいジョミーは・

雨の中自転車をこいだ



…好きです。ブルー




…僕は君を…愛せないよ



…わかっていました
別れましょう…ブルー




貴方は痛そうな
苦しそうな表情で見ていた



僕と付き合ってから
時々見せていた表情は段々と回数が増えて

そんな貴方に耐えきれなくなったんだ




僕の目からこの雨と同じものが流れた


まるで僕の目を溶かしてしまうぐらいに


貴方も少しは

この雨みたいに

泣いているだろうか


ねぇ…ブルー…




僕を見てよ



ソルジャーじゃないよ

ジョミーを見てよ



今は学生なんだよ



平和なんだよ



ねぇ…ブルー




僕はこんなに


こんなに別れが苦しくて痛いよ


でも…貴方の痛みが
苦しみが


少しでも安らぐことを祈るよ



あぁ…





この雨が…



貴方の涙だと考えて



僕の涙と混じって



一つになれたら





ブルー…



愛してる








過去の記憶を引きずるブルー×今を生きるジョミー

お互い記憶有