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2024年3月27日 16時34分 沖縄県
沖縄県うるま市に陸上自衛隊の訓練場を整備する計画に地元から反対の意見が相次いでいることについて、岸田総理大臣は、住民生活との関係を重視する観点から土地利用のあり方を再検討し、結論を丁寧に説明していく考えを示しました。
沖縄県うるま市のゴルフ場跡地に陸上自衛隊の訓練場を整備する防衛省の計画をめぐっては、沖縄県議会が今月、白紙撤回を求める意見書を全会一致で可決するなど、地元から反対の意見が相次いでいます。
これについて岸田総理大臣は、27日の参議院予算委員会で「現在、防衛省で住民生活との関係を重視する観点から取得後の土地利用のあり方を改めて検討している。防衛省は必要な防衛体制の構築とともに施設が地域に与える影響を適切に抑制する責任があり、引き続き検討を進め、結論が得られた段階で丁寧に説明させたい」と述べました。
また地元への説明が不十分だと指摘されたのに対し「これまでの対応が乱暴だという指摘は真剣に受け止めなければならない。丁寧に説明に取り組むよう、防衛省にはしっかりと指示する」と述べました。