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油膜が嫌だ

ベタと油膜は切っても切れない仲らしい。
当然、我が家の水槽にも油膜が張った期間があった。気が付いたのは四日目あたりだと思う。

油膜の張った水槽は何とも汚らしく、水槽の水が手に付いてしまう事を考えると、世話への意欲は半減した。
油膜を見るのも嫌でしたが、何よりも、水面に浮上して呼吸をするベタの邪魔になる(多分)。

先人達のアドバイス通り、水面に浮かべたティッシュペーパーで油膜除去を試みたものの、油膜は細かく砕け散っただけの様だった。これでは根本的な解決には繋がら無い…。
結局、給餌回数を一日一回に切替え+スポイトでの汚物除去を開始すると、三日ほどで油膜は消えた。水槽内の環境が落ち着いたのも一因だろうけど。

〜無機材飼育下の油膜〜
・餌や汚物等の油膜の素を取り除き、予防する
・油膜は発生する、絶対に発生する
・水槽内の環境が落ち着くまで、グッとこらえる

無機材飼育はダメ?

※ここで定義する無機材飼育とは、電気代が発生する設備を使用しない飼育です。

そもそも、セコ子の様に何の下準備も無く、その場で生体購入を決めたビギナーは、飼育管理が簡単と言う文句に惹かれての事だと思う。
(言い方は悪いが)片手間の世話で飼育管理を行える事に期待していた、ビギナーに濾過器等の本格的な飼育環境の管理は難しいはず。
もちろん、飼育に積極的で真面目な人は各種機材を設置し、アカムシや薬剤等も購入するでしょう。

四日目にベタ飼育の色々を調べていたのだが、無機材飼育には否定派が多数だった。
「気まぐれで購入した魚にそんなの買えないよ。瓶詰め飼育で大丈夫って言ってたじゃない」
多くの手解きサイトを読んでいると、上記の様に思って瓶詰飼育を続けた結果、一週間と保たずに死んで行ったベタが沢山いたのではと思った。
頂いたベタは死んでませんが、セコ子もその一人。

各種機材、薬剤、アカムシ等が揃った好環境がスイートルーム。
瓶詰飼育が漫画喫茶。
無機材飼育、既に自宅にある物、最低限のアクアリウム用品(または代用品)でビジネスホテルを目指したい。

最後に。
あくまでも、セコ子にとってベタは鑑賞魚と言う位置付けです。飼育を決意したからには責任を持つ所存です。
中傷・批判はお控え下さい。

七日目、一週間

七日目、当然ながら一週間が経過して…。

昨夜のクエン酸添加以来、水槽を見ると厚さ5ミリほどの立派な泡巣が作られていた。
そして、尾鰭にあるタイ米ほどのピンホールは綺麗に塞がっていた。

クエン酸添加水槽、これほど立派な泡巣を作るのだから好環境なのだろうか。選り好みをする様子はあるが、食欲不振にも陥ってはいなかった。
クエン酸の有効性は不明瞭だし他人には進められた行為では無いが、今後も少量のクエン酸を添加してみようと思う。
もちろん、メーカーから発売されている専用薬剤の使用が推奨されるでしょうが。

以上が、売れ残りベタを頂いてから一週間の、とても大まかな回顧録。

飼育開始から一週間が経過した時点で、水換えを除いて飼育環境は固まり、水槽とベタの様子は落ち着いた。
しかし、生命サイクルの短い生き物なので環境が落ち着くまで次々と変化が起きる。最初の一週間〜一か月程度、ベタは非常に繊細で飼育管理に手こずる予感。

最初の異変を乗り越える事が出来た生命力あるベタと、ベタの癖を把握した人間。ベタは丈夫で飼育管理が簡単だとか言う話は、両者の間に飼育スタイルが確立してからの話。
そんなの分かりきった事だけどさあ〜。

六日目、再び

六日目、再びのピンホール発症。

所用で掛かり付けの動物病院へ。こちらの獣医師はアクアリウムが趣味で、待合室には綺麗な水槽が設置されている。
薬を待つ間に世間話として、ベタ飼育を始めたが難しい事を伝えると、色々な事を教えてくれた上に、画材用スポイトをくれた。
汚物除去や水換えをしたりと便利らしいが何だか申し訳ないので、受付で販売されていた犬用オヤツを購入する、200円。

帰宅後、さっそく水槽の汚物と泡巣を吸い取る。獣医師によると、泡巣は取り除いても良いとの事。
三日目に移し替えて以来、汚物と共に水を捨てるばかりだったので、2Lペットボトルに汲み置いていた水を加える。量は水槽の約3/1。

残念な事に餌吐き出し疑惑が確定、52グラムもあるのに。
全く食べない訳では無いので餌の回数を一日一回に減らし、口に合わなくても食べざるを得ない状況にしてみる。

夜、フレアリングをさせていると、再び尾鰭にピンホールを発見する。前回よりも大きく、ちょうどタイ米の様な形状。
ちなみに、前回のピンホールは軽いペーハーショックかも知れないと言うのが獣医師の見解。恐らく、今回も水を加えた事が原因かな。
うーん、水換えの度にピンホールを発症する。

これも獣医師から教わった事ですが、セコ子の住む地域の水道水はアルカリ性。片や、ベタが好むのは弱酸性。
アルカリ性を弱酸性にする薬剤もあるらしいが、酸性の物を添加すれば、アルカリ性であっても酸性に傾くはず。
という訳で就寝前に、水槽へごく少量のクエン酸を添加する。

五日目、慣れる

五日目、お互いに慣れ始める。

良く言えばベタの存在に慣れ始め、悪く言えば新鮮味を失い始めた頃。
当初、水槽を覗いたり指を翳すと、大慌てで逃げ惑っていたベタが近付いて来る様になった。
懐いている訳では無いだろうけど、「餌が出てくる何か」程度の認識はあるのだと思う。自分の利益になる事の覚えは早い、そこはハムスターに似ている。

この日は三日目に購入したアナカリスを水槽に投入する事にしたが、数えてみるとアナカリスは六本あった。
ハサミで半分に切ったアナカリスを二本入れた時点で、ベタが泳ぎ回るスペースを残して、水槽は一杯になった。
とてもじゃないが、残りの五本は入らない。半値で三本にしとくんだったと、相変わらずセコい後悔をする。

アナカリスの処遇を考えていた時、理科室のオオカナダモが日光だけで自然繁殖していた事を思い出した。
そして、『ソロモンの指輪』第二章に登場した水草のカナダモの挿絵が、アナカリスに酷似している事に気付く。
オオカナダモ=アナカリス?
自家栽培を目指し、アナカリスの入ったバケツに液肥を添加する。

肝心の、半分に切ったアナカリスを水槽に入れた後のベタはと言うと、尾鰭にピンホールが生じる事は無かったので、嫌いでは無い様子。
アナカリスに酸素を出して貰う為にも、水槽を窓際へ移動させる。水槽を乗せる台を購入、200円。

沈澱する汚物をプラレンゲで除去していたものの、余り除去出来ず、汚物が溜まり始める。

餌を吐き出している疑惑が浮上する。

この日の夜から『ソロモンの指輪』で記述があった、泡巣を作り始める。どうすべきか悩む。
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